たかの眼科
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熊本県球磨郡あさぎり町上北193-1
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加齢黄斑変性

加齢黄斑変性とは

加齢黄斑変性は、黄斑部の機能が、加齢等の原因によって障害される疾患です。
脈絡膜から発生する新生血管の有無で「滲出型(しんしゅつがた)」と「萎縮型(いしゅくがた)」に分類されます。
新生血管は非常にもろく破れやすいため、出血を起こしたり、血管中の成分がもれたりして、急激な視力低下の原因となります。

滲出型加齢黄斑変性

「新生血管型」「ウェットタイプ」とも呼ばれます。脈絡膜新生血管が発生し、出血することにより網膜が障害されて起こるタイプです。進行が速く、急激に視力が低下していきます。

萎縮型加齢黄斑変性

「非滲出型」「ドライタイプ」とも呼ばれます。網膜の細胞が加齢により変性し、徐々に萎縮していきます。進行が穏やかなため、気づかない人もいます。しかし、時間の経過とともに新生血管が発生し「滲出型」に移行することもあります。

加齢黄斑変性の症状

網膜の中心部である黄斑が障害されるので、読みたい文字が読めないという、とても不便な状態になってしまいます。しかも進行していきます。
症状は片方の眼から現れることが多く、年齢のせいにしてそのままにしていることも少なくありません。

【見え方の例】


中心がゆがんで見える

中心が暗く見える

中心がぼやけて見える

中心が不鮮明に見える

抗VEGF療法(抗血管新生薬療法)とは

加齢黄斑変性症の中でも黄斑部の脈絡膜から新生血管と呼ばれる異常な血管が生えてくるタイプの滲出型は、症状の進行が速く、急激に視力が低下していきます。この新生血管は破れやすいため、黄斑が出血したり、浮腫んだりして、物を見る細胞の機能が障害されていきます。このお薬は新生血管の成長を活発化させる体の中のVEGF(血管内皮増殖因子)という物質の働きを抑える薬で、この薬を眼内に注射することで新生血管の増殖や成長を抑える効果があります。

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